2009.11.18 妊娠力
 食事療法、サプリメントなど妊娠力をつけるための方法を教えて下さいとの質問を受けることがあります。
 正直いってこれがよく効きますよってものは残念ながらありません。もちろんいろんなものの組み合わせで結果、妊娠されたかたはおられますし、そういった方は「これがいいよ」って話をしてくれますが、それは、お話をしてくれたかたの体験談であり、必ずしもあなたに当てはまるものではないかもしれません。
 ひとついえることは、この季節、体を冷やさないように心がけることでしょうか。いろんな治療を行っていくうえで、冷えは血液の流れを阻害します。薬を使う、食事やサプリメントを使う場合においても、効果を最大限に保つためには、やはり体調を整えること、でしょうか。
これが妊娠力をつける第一歩かも。
 その上で、必要な薬や治療法について担当医とよく相談してください。

この連休、金沢で「生殖医学会」という、不妊・内分泌の大きな学会が開かれます。
わたしも体を冷やさないよう気をつけて参加してきます。


 11月14日の体外受精教室は、10組のご夫婦に参加いただきました。
最後までご参加いただき、お疲れさまでした。

 それぞれのご夫婦の家族計画に対する考え方はそれぞれだと思いますが、われわれもできる限りご希望に添える治療法を選択していきたいと考えています。

 治療を行う上で一番大事なことは、夫婦間で温度差をできる限りなくすこと、治療を受けられるご夫婦側と、われわれ医療者側との温度差もできる限りなくし、お互いが治療方針について納得できている、いわゆる信頼関係が築けていることだと思います。
そのためには、夫婦間はもちろん、われわれ医療者側も十分に治療方針についてよく話あうことが大事です。

毎度毎度同じ言葉の繰り返しになりますが、わからないこと、疑問に思うことは遠慮なくなんでも聞いてください。
2009.11.11 胚の質
 外来でたまに「排卵だけ見てください」とのことで来院されるかたがいらっしゃいます。
不妊症治療や通院に対しての考え方ですので、それでよいとか悪いとかは思いませんが、ときどき「卵子は成熟してますか?」「受精してますか?」などの質問を受けることがあります。

卵胞サイズやホルモン値で卵胞の成熟度はある程度判定できます。しかしながら、現実には卵子や胚の質は、体外受精など顕微鏡で直接観察することでしか判断できないのです。
成熟卵胞にはおおむね成熟卵子がみられることが多いため、「卵胞は成熟しているので、おそらく卵子も成熟してますよ。」と返答することが多いですが。

原因不明不妊症で体外受精にステップアップされたご夫婦のなかにも、実際に胚発育が不良であったケースが見られます。胚発育は体外受精をしないと厳密には判断できないのです。もちろん胚発育が悪くても、それを移植して妊娠・元気な赤ちゃんを出産された方もいます。

発育が良好な胚、形がきれいな胚のほうが発育不良胚、不恰好な胚よりも妊娠率は高いのは事実です。しかし、発育不良だから、不恰好だからといって移植しなければ妊娠はしません。
もちろん、きれいな胚を移植できればそれに越したことはありませんが。

今週末、体外受精教室を開催します。
若干席に余裕があります。
ご希望の方はクリニックにお電話ください。予約をおとりします。
2009.11.03 今日は寒い
昨日、今日とかなり冷え込んでいます。
皆様、風邪などひかぬように暖かくして過ごしましょう。

この季節、「私、冷え症なので、どうしたらいいでしょう?」などと相談をよく受けます。
冷えは卵巣機能の働きを低下させたり、体内のホルモンの調節を阻害する可能性があります。
漢方薬を処方する場合もあるのですが、たとえばレッグウオーマーや靴下を使用する、最近はやりの「ヒートテック」素材の下着を着用するだけでも循環はかなり改善されます。(私の妻はこの季節、いつもダウン素材の足袋(スリッパ?)を愛用しています。
いわゆる「頭寒足熱」といわれる状態をつくることが、これからの季節、血液の流れを改善し、冷えの解消、健康な状態を作るのに効果的かと思います。


追伸 
このところ、外来の待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけしています。
できる限りスムーズな診療を心がけておりますが、スタッフ一同、常に、皆さんの疑問や不安を取り除き、納得のいく診療をおこないたいと考えております。場合によってはお一人の診療時間が予想外に長くなることもあります。ご了承ください。
また、わからないことや疑問に思うことは遠慮なさらずに聞いてください。



2009.10.30 久々に・・・
 今日、大学の同級生(同窓生)達と7人で食事に行ってきました。みんなプライベートで集まるのは久々なので、集合は大学病院のある天王寺でした。
 初めて出会ってからすでに30年、お互い年もとりましたが、学生時代に語り合った医療に対する思いは今も衰えていない、いやむしろいまのほうが貪欲かもと思います。
 昔も今も変わらないのは、医療は天職と感じていること。誰のためでもない、仕事が好きだから忙しくても楽しく過ごせるということ。
 また新たに、同級生の志の高さに感銘したとともに、自分も今の診療を楽しんで、かつ皆さんにフィードバックできるように、今まで以上にどんどん知識を仕入れていきます。

 追伸:50歳近くなって、○○先生が脳こうそくで倒れたとか△△先生が心筋こうそくだとかいう話が聞こえてきます。もう若くないからほどほどにと言って別れましたが、きっと明日もみんな全力投球でしょうね(@_@)